バズベイトはどんなリールが釣れるのか?おすすめのリールや小技を紹介します。

「釣れてますか?」 釣り太陽のいちほです。

 

バズベイトでバスが釣れないんだけど、リールを変えた方がいいのかな?

バズベイトに向いているリールを使えば、かなりバスは釣りやすくなるよ。

 

バズベイトは、ギア比の低いリールを使っているとバイトチャンスが減ってしまいます。
そんなリールを使っている人は、ギア比を上げるだけでバスが釣れやすくなります。

僕はギア比の高いリールと、あることをするだけでバズベイトでバスが釣れるようになってきました。

この記事を読んで分かること

✅バズベイトの特徴
✅バズベイトに向いているリール
✅バズベイトにおすすめのリール
✅バズベイトのテクニック

 

僕はバス釣り歴25年、バズベイト歴は約17年でブラジルのアマゾン川でもバズベイトを巻いてきた釣りバカです。

この記事を読めば、バズベイトのことや向いているリールが分かるようになるので、実践してもらえたら今よりバスが釣れやすくなります。

 

バズベイトの特徴と、メリットデメリットを紹介

バズベイトの特徴が分かれば、どんなリールが向いている変わるようになってきます。
まずはバズベイトの特徴から解説します。

 

バズベイトの特徴

バズベイトは、水面を引いている時に1番ルアーの威力を発揮します。経験上きし際を巻いている時は、着水後のハンドル1~2回転の間にバスのバイトが集中します。

しかし、キャストしてルアーが着水したときに、少し水中に沈んでしまうことがあります。これは、せっかくのチャンスタイムをつぶしていると考えます。

ルアーが沈むのを避けるため、着水直後はロッドを立てて巻いたり、リールを必死に速く巻いたりする人は多いと思います。

 

バズベイトのメリット

アピール力が高い

ペラが水面で回転し、連続的に水を叩くルアーです。飛沫、音、波動という3つの効果があるので、バスに「ルアーがここにあるよ!」と分からせることができます。

         

スナッグレス性能が高い

針が1本しかないシングルフックと、水面ルアーということで根がかりやゴミの絡みが少ないです。
※ゴミの種類によってはペラの方に絡みやすいものもあります

 

釣りのテンポが速い

リーリング(リールを巻くこと)を止めると、ルアーが沈んでしまうので、基本的に巻き続ける釣りになります。
釣りのテンポが速いので、速くフィールドを探ることができます。

 

釣りが面白い

バズベイトを引いている間、ルアーがつねにアングラーの目に見えていて、バスのバイトも見えるのでエキサイティングな釣りで面白いです。

 

このようなメリットがあることから、サーチベイトとしてよく使われます。
※サーチベイトとは、フィールドの状況をはやく探ることができるルアー

アピール力が高いルアーなので濁りに強く、ちょっとした風や雨のときにも有効です。

 

バズベイトのデメリット

見切られやすい

アピール力が高い反面、ルアーだと気づかれたり、警戒心をあたえてしまう可能性もあります。

 

飛距離がだしづらい

キャストすると、空中でペラが抵抗になってしまい飛距離がだしづらいです。

 

リーリングし続けなければならない

バズベイトは、リーリングを止めると水中に沈んでしまうので止めることができないです。

 

上記を読むとバズベイトとは、とにかくリールを巻き続けないといけないルアー、巻いている手を休ませることができないという事が分かります。

これを踏まえ、バズベイトにはどんなリールが向いているか紹介します。

 

バズベイトに向いているリール

ベイトリール3台

それでは、上記にあるバズベイトの特徴をもとに、どのようなリールが向いているのか解説します。

 

ベイトリールを使用する

基本的にブラックバスは水面のバズベイトを吸い込んでバイト(食いつく)します。

連続的に巻き続けるバズベイトを、バスの口に吸い込ませるには伸縮性のあるラインが向いてると考えます。

そういった理由から、ナイロンまたはフロロラインという選択肢があるのですが、どちらにしてもベイトリールが向いているといえます。

※バズベイトは3/8,1/2ozという重量がメインです。すると、ラインの強度は最低でも10lb以上が望ましいので、その太さはスピニングリールでは扱いづらい

 

ハイギアのリール

バズベイトはリーリングを遅めたり、止めると沈んでしまうルアーなので、ギア比の高いリールというのがとても有利になってきます。

ギア比とは

リールのハンドルを1回転回したしたときにスプールが何回転するか、という比率です。
 
例えば、ギア比6:1のリールというのは、ハンドルを1回転回したときに、スプールがライン(糸)を、6回転巻きとることができるという意味になります。

 

つまり、数字が増えるほどルアーが速く巻けるという事で、現在のベイトリールでは、7:1以上であれば、ギア比が高いといえます。

※スプール径によってもわずかに巻きとり量は変わる

 

ショートハンドル

ベイトリールのハンドルは、長さが短い方が回す距離も短くなり、回転させるスピードが上がります。

回転スピードが上がれば、バズベイトの立ち上げも楽になるので、ショートハンドルはバズベイトに向いているといえます。

 

左ハンドル

右ハンドルの場合、ロッドを右腕でキャストして、着水後にロッドを持ち替えてから、右手でハンドルを巻かなくてはなりません。

これが左ハンドルであれば、右腕でキャストした後、ロッドを持ち替えることなくルアー着水後スムーズに左手でハンドルを巻くことができるので、確実にバズベイトの立ち上がりは良くなります。

※左利きの場合は逆になる

 

伸縮性のあるナイロンライン

上記でもお伝えしましたが、ブラックバスは水面にあるバズベイトを吸い込んでバイトします。

つねに巻き続けているルアーをバスが吸い込んだ場合、ある程度のラインに伸縮性があった方が吸い込みやすいと考えます。

 

PEライン

伸縮性はないので除外します。

 

フロロカーボンライン

わずかに伸縮性があり硬め、その分感度が良く、耐摩耗性に強い。

 

ナイロンライン

伸縮性がありしなやかなので、扱いやすい。感度はフロロラインに劣るが強度は高い

 

このようにライン特性が違う中、ナイロンラインがバズベイトには向いていると考えます。

ラインの強さは12~14lbがおすすめです

 

バズベイト用におすすめのリール【0~10,000円位】

ここでは、実売価格0~10,000円でバズベイトに向いているおすすめリールを紹介します。

 

ダイワ バスⅩ

バスX
出典:Daiwa

 

 

メリット

☆ ギア比が7.5:1のハイギアリール

☆ コストが低い

☆ 自重が軽い
釣りをしていて疲れにくい

 

デメリット

★ TWSがついていない
ダイワのTウィングシステムのことで、レベルワインダーがTの形をしていてラインがスムーズに放出される機能です。

 

スペック

  • バスX
  • ギア比 7.5:1
  • 自重 195g
  • 最大ドラグ力 5kg
  • ハンドルの長さ 90mm
  • ハンドル1回転巻きとり量:75cm
  • メーカー希望価格 9,500円

 

アマゾンでの評価も高く、この価格帯で選ぶなら僕はバスⅩを選びます。

 

バズベイト用におすすめのリール【10,000~20,000円位】

ここでは、実売価格10,000~20,000円でバズベイトに向いているおすすめリールを紹介します。

  

ダイワ タトゥーラTW 80

タトゥーラTW 80
出典:Daiwa

 

メリット

☆ タトゥーラの2022最新モデル

☆ タトゥーラ史上、最小、軽量モデル
釣りをしていて疲れにくくなります

☆ コスパが良い

このスペック機能でこの価格はコスパ良いです。

☆ TWS搭載
レベルワインダーが通常より広くなっていることによって、ラインがスムーズに放出されます。
これにより、ルアーの飛距離が伸び、バックラッシュが軽減されます。

 

デメリット

★ ボディの側面にクモマークがある

人の好みによりますが、クモが嫌いならダメかもしれません。

 

スペック

  • タトゥーラTW 80
  • ギア比 8:1
  • 自重 180g
  • 最大ドラグ力 4.5kg
  • ハンドルの長さ 85mm
  • ハンドル1回転巻きとり量 81cm
  • メーカー希望価格 22.000円

 

最新モデルというのが良いです。

 

バズベイト用におすすめのリール【30,000~40,000円位】

ここでは、実売価格30,000~40,000円でバズベイトに向いているおすすめリールを紹介します。

 

ダイワ ジリオン 10 SV TW

ジリオン 10 SV TW
出典:Daiwa

メリット

☆ 超ハイスピードギア10:1

ハンドルを1回転するだけで1m以上ラインを巻き取れます。これは今回紹介しているリールの中で、最速スピード機種になります。
バズベイトを水面にキープさせるのにとても楽にできます。

☆ TWS搭載
レベルワインダーが通常より広くなっていることによって、ラインがスムーズに放出されます。
これにより、ルアーの飛距離が伸び、バックラッシュが軽減されます。

 

デメリット

★ 淡水専用モデル

海水には使えないです。

★他のモデルに比べ、若干重いかなってところです。

 

スペック

  • ジリオン 10 SV TW
  • ギア比 10:1
  • 自重 215g
  • 最大ドラグ力 4.5kg
  • ハンドルの長さ 90mm
  • ハンドル1回転巻きとり量 106cm
  • メーカー希望価格 45,000円

 

完全にブラックバスのバズベイト専用だけに使用するならこれですね。

 

バズベイト用におすすめのリール【40,000~50,000円位】

ここでは、実売価格40,000~50,000円でバズベイトに向いているおすすめリールを紹介します。

 

ダイワ スティーズA TW HLC

出典:Daiwa

 

メリット

☆ ダイワ最新のMAG-Z BOOSTというブレーキを搭載

ダイワの中で最強の遠投性能があります。

☆ドラグクリック音

魚の引きでラインが出ていくと、スピニングリールのようにカチカチとドラグ音がして、ラインがどのくらい出ているか音で判断できる。

☆ TWS搭載
レベルワインダーが通常より広くなっていることによって、ラインがスムーズに放出されます。
これにより、ルアーの飛距離が伸び、バックラッシュが軽減されます。

 

デメリット

★コストがかかるぐらいしかないです。

 

スペック

  • スティーズA TW HLC
  • ギア比 8:1
  • 自重 190g
  • 最大ドラグ力 5.5kg
  • ハンドルの長さ 90mm
  • ハンドル1回転巻きとり量 91cm
  • メーカー希望価格 52,000円

 

とにかくバズベイトを遠投したいならこのリールがおすすめです。

バズベイト用におすすめのリール【50,000円以上】

ここでは、実売価格50,000円以上でバズベイトに向いているおすすめリールを紹介します。

 

ダイワ スティーズリミテッド SV TW

スティーズリミテッド SV TW
出典:Daiwa

メリット

☆ スティーズ最速のギア比

これだけのギア比、巻きとり量があれば十分楽にバズベイトを水面にキープさせることができます。

☆ ダイワ最新のブレーキシステムSV BOOSTを搭載

ダイワの中で最高の遠投性能があります。

☆ TWS搭載
レベルワインダーが通常より広くなっていることによって、ラインがスムーズに放出されます。
これにより、ルアーの飛距離が伸び、バックラッシュが軽減されます。

☆ 自重が軽い

長い時間このリールを使っていても軽いので疲れにくいです。

 

デメリット

☆ コストが高いです。

 

スペック

  • スティーズリミテッドSV TW
  • ギア比 8.5:1
  • 自重 160g
  • 最大ドラグ力 5.0kg
  • ハンドルの長さ 85mm
  • ハンドル1回転巻きとり量 90cm
  • メーカー希望価格 72,000円

 

素晴らしいリールだけど、ちょっとコストが高い気がします。

 

バズベイトでバスをより釣りやすくする小技

ここでは、バズベイトでバスをより釣るためにする小技を紹介していきます。

 

トレーラーワームの装着

バズベイトやスピナーベイトにはフックにワームを装着することができ、そのワームの事をトレーラーワームと呼びます。

トレーラーワームはバズベイトにとって大きなプラス要素があると感じているので、装着した場合のメリットを紹介します。

 

メリット

ルアーの飛距離が伸びる

ワーム分の重量がプラスされるため、飛距離が伸びます。
空気抵抗の多いバズベイトにとってこれはとてもプラス要因になります。

 

バズベイトをゆっくり引けるようになる

ワーム分のボリュームがプラスされるので、水中での抵抗が多くなり、ルアーが浮き上がりやすくなります。
そうなると、ゆっくり巻いてもバズベイトが水面をキープしてくれます。

ゆっくり引ければ、ミスバイトが減り、バイトチャンスの時間が長くなるので、バイトの確率があがるという事が考えられます。

 

ミスバイトを軽減させる

ワーム分のボリュームがプラスされるので、フックが目立つようになりフックにバイトする確率が上がります。つねに動いているルアーなので、バスにとってマトが定まりにくいという事が考えられるのでプラス要因です。

 

スピナーベイトのトレーラーについて、『必要なのか?』『メリットデメリット』『おすすめのトレーラー』などを解説した記事もあるので気になる方はぜひ読んでみて下さい。
 ⇩ ⇩ ⇩

> > > スピナーベイトにトレーラーは必要?

 

 

トレーラーフックの装着 

ミスバイトが減るというメリット

バズベイトやスピナーベイトには、もともとあるフックにプラスしてさらにフックを付けることができ、これをトレーラーフックと呼びます。

バズベイトはつねに動いているルアーになるので、バスがミスバイト(バスがルアーを食べ損なう)をする可能性は高いと考えます。

つまり、トレーラーフックはバズベイトにとても有効という事になります。僕が今まで釣ったバスも何匹かトレーラーフックだけにかかっていたことがありました。

ただし、根がかりが多くなるのでゴミやカバーが多い場合は、トレーラーフックを外すなどの対策が必要になります。

 

トレースコースの先読み

トレーラーコースとは、ルアーを引いてくるコースの事をさします。

基本的にはバズベイトにはペラと呼ばれる羽が1枚ついていて、そのペラは同じ方向にしか回らないようになっています。

ルアーによって多少差があるのですが、その回転方向によって、ルアーを巻くと右か左どちらかによって進んできます。

つまり、それを計算してルアーを引けば、真っすぐ引いたら入らないスポット(オーバーハングなど)にバズベイトを流し込むことができてバイトのチャンスが増えます。

 

派手なカラーセレクト

キャスト精度が上がるというメリット

バズベイトにも様々なカラーがありますが、派手なカラーを選ぶのをおすすめします。

派手で目立つカラーは、目で追いやすく狙ったポイントに入れやすくなります。

水面にあるルアーなので、バスがバズベイトを見た場合、下から見上げることが多いので、派手カラーでも違和感をあたえずらいです。
たとえサイドから見ても、ペラのスプラッシュでシルエットをぼかす効果もあります。

 

バズベイトの思い出

トンボのモニュメント

まだバス釣り始めたてのころ、僕はスピナーベイトが好きでよく使っていました。

釣具屋に、スピナーベイトに並んでバズベイトが陳列されていて、ある日それがとても気になって買ってしまいました。

使ってみるとなかなか面白いルアーなのですが、なかなか釣ることができずあきらめていました。

その後、別のトップウォーター系ルアーなどを使うようになり、レベルアップしてから再びバズベイトを使ってみようと思うようになりました。

相変わらず面白いルアーだったのですが、釣れなさも相変わらずで、最初の一匹を釣るまでにかなり時間がかかりました。

しかし、少しづつ釣れるようになり、数を重ねていくとにどうしたら釣れるのかが分かってきて釣れる確率も当時よりは上がっていきました。

釣りは、釣り方や釣れるイメージを頭に入れておくとグンとバスが釣りやすくなります。
イメージをつくるには、釣り動画を観るのが1番で、釣り動画は釣りビジョンがおすすめです。記事にもしているので是非読んでみて下さい。
 ⇩ ⇩ ⇩

【14日間無料】釣りビジョンVODが最安値!僕がこれでしか観ない理由

4月 12, 2022

ちなみに僕は、アマゾン川にピーコックバスという魚を釣りに行ったことがあるのですが、その時にもバズベイトを持っていきました。

しかし、残念ながらピーコックバスの反応はいまいちでした。

僕は、アマゾン川まで持って行ってしまうほどバズベイトが好きだということです。

 

最後に

リールの選択は、バズベイトだけを投げるのか、それとも他のルアーも投げるのか、というところでも変わってくると思います。

とはいえ、バズベイトに特化させて例えばギア比を8:1にしたとしても他のルアーが完全に巻けないかと言えばそんなこともないので、バズベイトが好きであれば、そこまで問題は無いかと思います。

この記事を参考にして、バズベイトでバスを釣ってくれたらうれしいです。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。