こんにちは、釣り太陽のいちほです。
HRF PEスペシャルって、いちほ使ってたよね。ぶっちゃけどうなん?
うん、愛機として1年以上使ったよ。それじゃあ今回は、HRF PEスペシャルのインプレをやってくね。
僕はHRF PEスペシャルを、ショアジギングでメインリールとして1年以上使ってきました。
※現在も使用中
今までハイエンド~ミドルクラスと、色々なベイトリールを25年以上使ってきたんですが、
僕の結論としては、HRF PEスペシャルはとても良いベイトリールです。
しかし、「この1年以上、HRF PEスペシャルに不具合がなに1つ無かったのか」と言われると、そういうわけでもありません。
なので、そういったことも踏まえ今回はHRF PEスペシャルのインプレをしていきたいと思います。
✅HRF PEスペシャルはどんなリールか
✅HRF PEスペシャルのインプレッション(印象)
✅HRF PEスペシャルに起こった不具合
✅HRF PEスペシャルのメリットデメリット
HRF PEスペシャルが気になっている人は、かなり参考にできる記事になっています。
HRF PEスペシャルってどんなリール?
HRF PEスペシャルとは、DAIWA(ダイワ)というメーカーのベイトリールになります。
HRFとはHard Rock Fish の頭文字をとっています、ハードロックフィッシュ用、つまり根魚用に開発されたベイトリールになります。
PEスペシャルとは、PEライン専用のリールを表しています。
当時僕は、ベイトショアジギング用にベイトリールを探していました。
スペック、機能、デザイン、コスト、で探していると当てはまったのが、このHRF PEスペシャルでした。
このリールの能力なら、ロックフィッシュ以外に、シーバス、青物にも対応できると思い購入しました。
それではまず、HRF PEスペシャルがどんなリールか分からない人のために、スペックや、機能を紹介します。そこは、知ってるよという方はとばしちゃって下さい。
スペック
ギア比:8.1
自重:195g
ドラグ力:5,5kg
スプール寸法:34mm径/幅24mm
標準糸巻き量:PE1.5号-180m、PE2号-150m
ハンドル長さ:100mm
ベアリング ボール/ローラー:7/1
メーカー希望本体価格:35,000円
TWS『T-ウイングシステム』
クラッチのオンオフで、レベルワインドが回転して2つの形になります。
① キャスティング時(クラッチオフ)には、レベルワインドがT型になるので、従来のO型に比べてラインが当たりづらくスムーズに放出されます。
➁ リトリーブ時(クラッチオン)には、レベルワインド下部の溝にラインが通るので、ブレずに狙い通りの位置にラインが巻かれていきます。
これによって、『ルアーの飛距離が伸びる』『ライントラブル回避』につながっていきます。とても人気の機能です。
ハイスピードレベルワインド
リトリーブ時に動くレベルワインドのスピードが、通常より速くなってます。
速くレベルワインドが動くことによってラインの並行巻きを防ぎ、スプールに巻かれる上糸が下糸に食い込むことを軽減します。
これによってキャスティング時のトラブルを軽減してくれます。
パワーラウンドEVAノブ
つかみやすくて、指がすっぽ抜けにくい設計で、ロングのパワーラウンドEVAノブになっています。
マグフォースZ PEロングディスタンスチューン
PEラインに特化した、ルアーの飛距離が伸びるブレーキシステムになっています。
キャスティングして、スプールの回転数が上がると、インダクトローターという部分がマグネットに近づきスプールにブレーキをかける。逆に回転数が下がると、インダクトローターがマグネットから離れていきスプールへのブレーキが弱まっていく。
結果、キャスティングの前半では立ち上がりのトラブルを軽減し、後半ではルアーの伸びが得られるようになっています。
ドラグ引き出しクリック音
ドラグが出ていくと、スピニングリールのドラグのようにカチカチと音が鳴ります。
なので、魚に走られてリールからラインをだされたとき、どのくらいラインがだされているか、音で判断することが可能になります。
HRF PEスペシャルを使ってインプレッション(印象)
冒頭でHRF PEスペシャルはとても良いリールだとお伝えしましが、ここではもう少しかみ砕いて、項目別にリールのインプレをお伝えします。
使用ラインはPEラインの1.5か2号を使い、リーダーはナイロンの20~30lbの使用が多かったです。
投げ感
投げ感、投げ心地は良い感じのリールです。
ふつうに結構良い感じの投げ心地、というのが1番しっくりきますね。
ただ、当たり前ですがロッドによって投げ感が変わるので、速く慣れるにはなるべく同じロッドで投げ込むのがいいですね。
飛距離
結構飛びます。
「超メチャクチャ飛ぶ」わけではないんですが、かといって「普通」ってわけでもなく、結構飛びます。
マグフォースZ PEロングディスタンスチューンというブレーキシステムの効果で、キャスト後半にルアーが失速してるという感じはなく、着水までしっかり伸びてくれます。
巻き心地
巻き心地はやや軽快な感じがあります。
ここは好き嫌いが分かれるところなんですが、僕は好きです。
ダイワのベイトリールをよく使う人は分かると思いますが、タトゥーラやスティーズの巻き心地に近いですね。
重厚な巻き心地ではないので、そういった感じが好みの人は合わないかもしれません。
剛性感
剛性感はあまりないんですが、柔いわけでもなく標準的です。
クラッチレバーが安っぽいという意見がありましたが、僕は全然気になりませんでした。
対応できるルアーウェイト(重量)
スプールが34mm径ということで、バーサタイル(多目的)に使うことができます。
実際に投げた感じだと、10g~60gは問題なく投げれました。
まぁ、あとはルアーの形状やロッドの硬さでも、投げやすさは大幅に変わってくるので、軽量ルアーよりにタックルバランスを変えれば、10g以下も投げやすくなってくると考えます。
デザイン
レッドの色味がダークレッドという感じで、派手過ぎず良い感じです。
リールの上面と、パーミングカップ(スプールを取り出すときに外すカップ)側がブラックなのでレッドの派手さをより抑えている。
左右非対称なカラーリングもかっこいいです。
ハンドル部分も、ポイントでレッドを使っていてボディとマッチしていて良いです。
操作性
快適ですね。
とても軽量にできているので扱いやすく、操作がしやすいです。
クラッチのオンオフ、ブレーキダイヤルの調整、ドラグ調整、ハンドル操作、スプールの取り出し、キャスティング、すべて快適ですが、強いて挙げるなら1つあります。
スプールを本体にはめるとき、クリアランス(隙間)がほとんどないのでラインが挟まると、とてもはめずらいです。
これはPEライン専用機なので、釣りをしているときに、PEラインがスプールの隙間に入らないようにするためにクリアランス(隙間)を減らしていると思われます。
釣りの最中に、スプールを外すことは基本ないので全然許容範囲です。
※この内容は操作性に該当しないかもしれません
トラブル
リールによっては、
「クラッチが半クラになる」
「軽く投げるとバックラッシュが起こりやすい」
「使っているとブレーキダイヤルが動いてた」
なんていうトラブルりやすい機種がまれにあったりするのですが、そういったものは無かったです。
HRF PEスペシャルを使って起こった不具合
結論から話しますと、
ハンドルを回すとゴリゴリするようになりましたが、ベアリングを交換したら直った。
という出来事です。
なのでそこを、もう少し詳細に説明していきます。
普段のメンテナンス
HRF PEスペシャルを購入してから、だいたい週に1~2回海でショアジギングに使用していました。
■使用後は、釣りの帰りに釣具屋で水洗い
⇓
■水洗い後、リールを振って水抜き穴から水を抜きタオルで拭く
⇓
■自宅に着いたらリールのスプールを外し陰干しして乾燥
⇓
■水分が飛んだら注油
※釣具屋が開いていない場合は自宅で水洗い
※ベイトリールの裏側には、内部に侵入した水を排出する水抜き穴がある
不具合のいきさつ
① 使い始めて約8カ月で、ハンドルを回すとゴリゴリといったような感触がたまに現れだしました。
➁ ベアリングが塩でも噛んだかなと思い、スプールまわりのベアリングにがっつり、パーツクリーナーやエアーを吹きかけて、注油したのですが改善されず、でした。
➂ 何回か使用すればゴリ感がとれるかなと思い、2~3回そのまま使用しました。しかし、改善されませんでした。
➃ 仕方なくリールをばらしてみました。そしたらハンドルとメインギアをつないでいるシャフト、その根元にあるベアリングが錆びていました。
⑤ 場所が分かったので、ネットでその部分のベアリング(防錆バージョン)を取り寄せて交換したら直りました。
原因の予想
海で使用している以上、ベアリングが錆びる可能性は高いですが、8カ月で錆びるというのは速いと考えます。
釣行後、水抜き穴は気にせずリールの全体から水をかけるというのが今までの僕のやり方でした。
調べてみると、
釣行後は水抜き穴から一切水を入れてはいけないという意見と、水を水抜き穴から直接ぶち込むという真逆のメンテナンス方法がありました。
後者のメンテナンスでは、内部のオイルやグリスが流れやすくなるので、短い周期でリールを分解し、グリスアップが必要になってきます。なので、前者のやり方を意識してやっていこうと思いました。
なので予想される原因は、釣行後の水洗いで中途半端に水抜き穴から水を入れてしまったことだと思われます。
その後、水抜き穴から一切水を入れないというのを意識して水洗いしていますが、たまに間違えて水をかけてしまうこともあります。今のところ、不具合は起こっていません。
HRF PEスペシャルのメリットデメリット
ここでは1年以上HRF PEスペシャルを使って思うメリットデメリットを紹介します。
メリット
コストパフォーマンスがいい!
上記で紹介したような、いろいろな機能がこれほど詰め込まれているのに自重が軽い、それで販売価格が2万円台という、そのコスパの良さが僕は最大のメリットだと思いました。
デメリット
カラーリングですかね、人によっては嫌いなカラーかもしれません。
こちらの記事でも、ショアジギング用ベイトロッドのメリットデメリットを紹介しています。
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HRF PEスペシャルにあわせたロッド
ここでは、HRF PEスペシャルに僕がどんなロッドを組み合わせたか紹介します。
SS KR-X Rockfish SXRC-773MH-KR
アブガルシアというメーカーのロックフィッシュ用のロッドです。
正直、HRF PEスペシャルとはあまり合っていない感じがしました。組み合わせたときのバランスが好みじゃなかったです。
SS KR-X ShoreJigging SXJC-963MH60-KR
こちらの竿もアブガルシアというメーカーのロッドでショアジギング用になります。
なかなか飛距離もだせてよかったのですが、少しロッドが重くてトゥイッチングなんかがやりずらく感じました。
BRIST MARINO8.0M
ベイトロッドに特化したメーカー、フィッシュマンのロッドになります。
とても良い組み合わせで、軽いルアーも投げやすかったです。ただ、9フィートクラスのロッドに比べると飛距離がやや落ちました。
エクスセンスジェノスB96M/R
シマノというメーカーのロッドで、シーバス用のロッドになります。
ロッドが軽く、HRF PEスペシャルにとてもあっている感じで、『飛距離』『操作性』共にグッドでした。
まとめ
今回は、HRF PEスペシャルのインプレをさせて頂きました。
機能、装備、デザイン、コスパ、がそろってとても満足できるベイトリールです。
検討している方に、この記事が参考になればうれしく思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。