こんにちは、釣り太陽のいちほです。
ラバージグを使ってみたいけど、使ったことがない、あまり使わないからよくわからない、って思っていませんか?
ラバージグが難しいのは、他のルアーと違いパッと見ただけではどう使うか分からない部分や、使うまでの工程の多さと、種類の多さだと思います。
しかしラバージグは、使い方をいちど覚えれば手放せない戦力になります。
僕はラバージグを使い20年以上バス釣りをして、他のルアーでは釣れなかっただろうバスを釣って釣果を増やせました。しかもラバージグで釣れるバスのサイズは他のルアーに比べ平均サイズがでかいのがうれしいです。
この記事ではラバージグの解説や様々な使い方を紹介しています。
この記事を読めば、ラバージグの使い方が分かりラバージグでの釣果UPが見込めます。
ラバージグの各部位の名称
最初に下の写真dに各部位の名称を記載しおきます。
フックポイントとは針の先端です。
ラバージグの種類
基本的にラバージグは大きく分けて4つのタイプに分かれます。
4タイプの名称と違いを説明します。
1つのタイプの中でもメーカーにより様々な個性があります。
よって下記の説明は基本的なラバージグになり、必ずしもすべてのラバージグがそうとは限らないです。
アーキーヘッド
カバーの中をすり抜けやすいヘッド形状をしていて、フックに障害物が刺さり根がからないように強力なブラシガードが付いている。色々な障害物に対してすり抜けや根がかりしづらく、ヘビーカバーに強いジグになります。
ラバージグと言えばアーキーヘッドとラウンドタイプのことを指すのがほとんどで、アーキヘッドとは呼ばずにラバージグと多くの人は呼んでいます。
フットボール
ヘッドがフットボールのような形状をしているルアーで、フォーリング(沈ませること)やスイミングでのリフトアンドフォールの姿勢が斜めに傾くことなく安定している。さらにはボトムで着底しているときの姿勢も倒れることなく安定している。
基本的にはブラシガードは付いていないので、カバーの外での使用が中心となる。
※ブラシガードのついたモデルもある
フットボールはラバージグのカテゴリーに入るのですが、ラバージグとは呼ばずフットボールと多くの人は呼んでいる。
ラウンドヘッド
ヘッドの部分が丸いタイプがラウンドヘッドになります。
アーキーヘッドとラウンドヘッドの中間的な性能を持っていて、ブラシガードも付いているのでライトカバー位なら攻めることも可能で、水中でのスイミングでも安定した姿勢を保つことができます。どちらもできる反面、特化した性能はないルアーではある。
スモールラバージグ
スモールラバージグとは、名前の通り小さなラバージグのことです。
ブラシガードが付いているモデルもあり、カバー周りや、スイミング、ボトムの釣りにも使用する。
ヘッドの重さが5g以下のものが多く、ベイトフィネスやパワーフィネスで使用。スモールラバージグを略してスモラバと呼ばれています。
その他の種類
ラバージグの派生ルアーであるが、ラバージグとは呼ばないグレーゾーン(微妙な立ち位置)のルアーも紹介します。
チャターベイトタイプ
ラバージグのヘッド部分にブレードと呼ばれる板がついたモデル。
ルアーを巻いてくるとブレードが水の抵抗を受けて振動しながらスイミングしてくる。
ブレードジグとも呼ばれる。
スイム系ジグ
ラバージグをスイミングに特化させたジグ、フットボールと違い直線的なスイミングが基本になる。
ラバージグトレーラーを真っすぐに付ける方法
ラバージグはトレーラーが付いて完全体となるのですが、トレーラーが真っすぐラバージグに付いてこそ100%の効果を発揮します。
トレーラーを真っすぐに付ける方法を、下の写真eにあるラバージグとトレーラー用のワームを使って説明します。
➀ 下の写真fのようにラバージグのスカートをめくり上げます。
➁ フックの根本とワームのお尻をそろえて、フックがワームのどこまで刺さるのかを確認します。
※写真fの水色の点線部分です。
➂ 確認したらワームのその位置を記憶しておきます。(あとでその位置からフックポイントをだす為)
※このワームはリブが目印になるので記憶するのは簡単、目印がなく記憶しづらいワームはその部分をフックで傷を付けて目印にするのが裏ワザ
➃ ワームをセットするのにブラシガードとスカートが邪魔なので、下の写真sのようにブラシガードとスカートを指で押しのけておく。※ブラシガードに癖がついても後でなおせる
その状態で下の写真gのようにワームのお尻のど真ん中からフックを刺していきます。
※しっかりとワームの中心部にフックを通していく
⑤ ③で記憶した場所までフックポイントがきたら、下の写真h水色点線部分のように、フックの先端をゆっくり少しだけだしてみる。ここで狙いの場所からフックポイントがでなければフックポイントを再びワームの中心付近まで戻し再度チャレンジする。
※指に刺さらないように気を付けて
⑥ ⑤で記憶した場所からフックポイントがでたら、ワームの背中(写真iの水色点線部分)からも見て、ワームの真ん中からフックポイントがでているか確認する。
※なかなか真っすぐ刺すことができない場合は下記の、ラバージグの使い方の裏ワザで、より真っすぐ刺す方法を紹介しています。
⑦ ⑥で真ん中の確認が取れたら下の写真j,kの順に最後までワームを刺しこんでいく。
⑧ 最後にブラシガードを整えて、これでラバージグトレーラーを真っすぐ付けることができました。
下の写真lが横から、写真mが真上からの写真になります。
ラバージグの使い方
ラバージグを扱うにあたり、いくつかの使い方があるので紹介します。
カバーの中に入れる
上の写真a,bに黄色で囲っている部分、これ以外にも様々なカバーがあるのですが、こういった中にラバージグをピッチングやフリッピングで入れ込んでいきます。
カバーの中を撃つにはアーキーヘッドのラバージグが有効です。
しかし状況しだいではカバーの外側にバスがいる日もある、そんな時はアーキーヘッド以外のラバージグが有効になってきます。
スキッピング
水切りや、石切りなんて呼ばれている遊びを知っていますか?石を投げて水面上を跳ねさせる遊びなのですが、その石と同じようにルアーを水面で跳ねさせること、これをスキッピングといいます。
上の写真cのように水面上に木や草などが覆いかぶさっている状態をオーバーハングといいます。
写真cの黄色で囲っている部分、オーバーハングと水面の隙間の奥にラバージグをスキッピングさせてねじ込んでいきます。
スキッピングはキャスティングでも可能ですが、ラバージグはピッチングで行うのが基本です。
ラバージグの中でアーキーヘッドが、スキッピングしやすくおすすめです。
リフトアンドフォール
画像aのように水中でルアーを上下に操作することです。
ルアーをリフト(上げる)アンドフォール(下げる)させることによって、バスに誘いをかけています。真っすぐにルアーを引くより上下にルアーを動かすことにより、移動距離を抑えたり(ゆっくり誘える)、誘える範囲が広がります。
リールではなく、ロッドを立てることによってルアーをリフトさせるのがコツです。そしてリフトアンドフォールにはフットボールが向いています。
ボトムバンピング
上の画像bのように、ボトムでルアー(ラバージグ)を跳ねさせることです。
リフトアンドフォールとの違いは、必ずラバージグがボトムに着底するところです。
フットボールがこの釣りにはおすすめです。
ボトムずる引き
文字通りラバージグでボトムをずる引いてくる釣法になります。
障害物の近くでバスは身を潜めていることがあります。画像cのようにボトムに障害物があればラバージグをずる引いて、乗り越えたときにバイトに持ち込める可能性があります。
ずる引きをするなら、根がかりしにくいアーキーヘッドがおすすめです。
ラバージグの使い方の裏ワザ
裏ワザを紹介します。
根がかり回避能力を高める
下の写真nが初期のブラシガードですが、それを指で写真Оのブラシガードのように横へ広がるように癖をつけます。
すると縦からの障害物だけでなく、横からの障害物にもフックをガードしてくれるので、結果として根がかりしにくくなります。
ワームの再利用
- ラバージグでバスが釣れる
- 何度もカバーにラバージグが接触する
- ワームの脱着を何度もする
など様々な理由で、ワームのお尻部分がぼろぼろになった場合、下の写真pのようにハサミでちょん切って胴体部分を使えば、また新品のような使い心地が味わえます。
※胴が短いワームはできない
ワームを真っすぐに刺しやすくする
上記のラバージグトレーラーを真っすぐに付ける方法の⑤の項目がうまく真っすぐに刺さらない場合、最初にワームの中心を下の写真qのように、爪楊枝を使って真っすぐ刺し、通り道を作っておくとフックが真っすぐ通しやすい。
※爪楊枝を使わず真っすぐ刺せる場合は必要ないので、ラバージグトレーラーを真っすぐに付ける方法には載せませんでした。
ラバージグのすり抜けを良くする
ラバージグのブラシガードの不要な部分をハサミでカットする。
下の写真rをみると、2つのラバージグのブラシガードの長さが違います。
右のラバージグはカットしていなくて、左のラバージグはカットしてあります。ここまでカットしても根がかりが増えるということは特になく、すり抜けの良さをあげることができます。
※フックポイントがブラシガードから出してしまうと、根がかるようになってしまうので切りすぎないよう注意しましょう。
最後に(ラバージグの使い方)
今回、ラバージグの使い方の項目でおすすめのラバージグの種類を紹介しました。
その中で、ラウンドとスモールラバージグはどれかに特化はしていないけど、オールラウンドに使うことができます。タフな状況、釣れないときに使ってみるという考えもありです。