ワッキーリグを使おう!プロでも使う食わせる仕掛けのおすすめ!

ミミズワーム

「釣れてますか?」、釣り太陽のいちほです。

 

ワッキーリグってけっこうバスが釣れるらしいね。教えてよ?

ワッキーリグはガチで釣れるから、今回紹介するね。

 

ワッキーリグってけっこう釣れる話し聞くけど、名前聞いただけじゃあどうやって釣ったらいいのかさっぱりわかんないと思いませんか?

大丈夫です、ワッキーリグのセッティング方法を基本から応用まで、分かりやすく紹介します。

ワッキーリグを覚えると、下手したら今の倍くらいバスが釣れるようになります。

何故なら僕がそうだったからです。ワッキーリグを使いだしたら倍以上バスが釣れるようになりました。

僕はバス釣り歴25年以上で、ブラジルのアマゾン川まで釣りに行く釣りバカです。

 

この記事を読んで分かること

✅ワッキーリグとは何か
✅ワッキーリグの種類とその特徴
✅おすすめのワッキーワーム

  

ワッキーリグとは何か

ワッキーリグとは、ワームを使ったバス釣りリグ(仕掛け)の1つです。

基本的に、ワームはワームの頭からフック(釣り針)を刺すことが多いのですが、
ワッキーリグの場合は下の写真Aのようにストレート系のワームを横にしてワームのわきからフック(マス針)を刺します。

 

フックが刺さったワーム
写真A

 

これをワッキーリグと呼びます。

ストレートワーム以外のワームを横にしてわきからフックを刺した場合は、

 

『○○ワームをワッキー掛けした。』

 

と呼んだりします。こちらの言い方は○○の中にワームの製品名を使って呼びます。

例えば、ザリガニワームという製品名のワームを使ったとしたら、

ザリガニワームをワッキー掛けした。』または、

ザリガニワームをワッキー掛けで使った』などと表現します。

 

ワッキーリグの種類と特徴

ワッキーリグはとても応用の効くリグで、様々な種類が存在します。
様々な種類を覚えれば、状況に合わせて最適なワッキーリグを使えるようになります。

 

ワッキーリグを、種類別に分けてメリット、デメリット、特徴、使い方、使いどころを説明していきます。

 

★ノーシンカーワッキー★

種類の中で、初心者にもっともおススメなのがノーシンカーワッキーです。

理由は、釣れるし簡単だからです。

 

フックが刺さったワーム

 


シンカー = 重り
 
ノーシンカー = 重りを使わない
 
ノーシンカーワッキー = 重りを使わないワッキーリグ
 

 

上記のわくにあるように、ノーシンカーワッキーとは重りを一切使わずに、ワームをワッキー掛けする仕掛けです。
ノーシンカーワッキーはとても簡単なので、初心者に向いていると言えるでしょう。

 

セット方法

マス針を、上の写真のようにワームの重さがなるべく左右均等になる所へ横から刺しましょう。
※左右均等じゃないと、水中でバランスが悪くなるため

基本的にはナチュラル系のカラーをおすすめします。

 

メリット

● ノーシンカーなのでフォールスピード(沈む速さ)が遅く、バスに食わせる間をあたえやすい。

 

● ノーシンカーのため、フォール中のワームが自然な動きなのでバスが食いやすい。
※シンカーがあると、シンカーにワームが引っ張られて不自然なフォールになる

 

● リグ(仕掛け)を作るが簡単。

針を刺すだけなので、速いです

 

デメリット

● ノーシンカーなので、フォールスピードが遅く何をやるにしても時間がかかる。

 

● リグの形状が、フックを中心に横に長いので、ワームを投げて草や木の方に飛んでってしまうと引っかかりやすい。

 

● フックがワームに刺さっている面積が少ないので、キャストのときにワームが切れやすい。

 

● シンカーがないので、カレント(水流)が強いとワームが流されてしまい、狙った場所にいきずらい。

 

特徴

基本的には、重りがないので水中での移動スピードがでなく、とてもテンポが遅い釣りです。

広い場所や、初めての釣り場でバスがどんなところにいるかわからないとき、もしくはある程度の深場(3m以上)を探っていく釣りではスピードが遅く、時間がかかりすぎるので向いてないです。

逆に、バスのいる場所が分かっていて、ピンポイントを狙いたい場合、これほど頼りになるリグはなかなかないです。

 

使い方、使いどころ

■ フォールの釣り

フォールというのは、ルアーが水中で沈んでいる最中を意味します。

つまり、ワームが水中で沈んでいるところで、ブラックバスに食わすってことです。

使いどころとしては、立ち木、岸壁、橋脚、などのように縦に伸びている障害物のどこかにバスがサスペンド(止まっている)していると想定したときです。

 

写真B
立ち木にサスペンド
画像C

 

例えば上の写真Bの場合、ブラックバスは物に身をよせる習性があるので、水中では画像Cのように木の幹にサスペンド(水中で止まっている)していると想像します。

その場合は、写真Bのオレンジ色のマークの場所にノーシンカーワッキーを投げてフォールさせ、バイト(ブラックバスが食べてくること)を待ちます。

(フォール中は、ワームを動かさないでリールから糸をだす)

写真Bの立ち木で、水色のマークの部分は木の幹から離れているのでよくないと考えます。

ちなみに何も動かさなくても、ワームによってはフォール中にくねくねと動いてくれます。

水深が数十メートルある深い所では、狙った水深までフォールさせて反応が無ければ、リールからライン(糸)を出すのをやめます。

そして竿を一瞬持ち上げて、ワームチョコと動かしそれでも反応が無ければワームを回収して次の場所にキャストしましょう。

 

ノーシンカーワッキーの動画があるので、のせておきます。

 

 

動画のワームは、おすすめのワッキーワームの1つ目で紹介しています。

 

■ リフトアンドフォールの釣り

上記で紹介した動画の中で、ワームをフォールした後にリフト(持ち上げる)させています。それを繰り返すことで、リフトアンドフォールの釣りになります。

そしてリフトの時にも、しっかりとワームがブルブル動いて魚を誘ってくれているので、とても有効です。

使いどころは、バスが中層にいるときや、上記写真Bの画像の立ち木の横をリフトアンドフォールで通していくのも有効です。

 

■ ボトムズル引き

ボトムズル引きとは、使用しているルアーをボトム(底)でズルズルと引きずる釣り方です。

リールを巻いてワームをズル引きさせると、どのくらいワームが動いているのかが分かりづらく、すぐにワームがボトムから浮き上がってきてしまいます。
なので、リールではなくロッドでワームをズル引きさせるのがコツです。

使いどころは、バスが底の方にいると想定したときです。

 

★ジグヘッドワッキー★

ジグヘッドフックが刺さったワーム
写真D

 

上の写真Dにあるように、シンカー付きのフック(ジグヘッド)を使ったワッキーリグがジグヘッドワッキーになります。
ノーシンカーワッキーよりシンカーがある分、水中の移動速度がはやくなり、ワームの動きにもメリハリがつくようになります。

 

セット方法

上の写真Dのように、ワームが左右均等になる位置にジグヘッドを刺します。

 

メリット

● シンカーがついているので、釣りのスピードが上がる。

 

● ワームをサイズダウンしてもシンカーがあるので飛距離がだせる。

 

● 水中にカレント(流れ)が発生していても、シンカーの重さを調節すれば、ワームが流されるのをふせぐことができる。

 

ただ、水中に流れがある中でワームが全く動かないのもバスから不自然なので、重さを調節して使用したいです。

 

デメリット

● リグの形状が、フックを中心に横に長いので、ワームを投げて草や木の方に飛んでってしまうと引っかかりやすい。

 

● ボトム(底)のずる引きなどに使っているとノーシンカーより重いので根がかり(底にひっかかる)しやすい。

 

● フックがワームに刺さっている面積が少ないので、キャストのときにワームが切れやすい。

 

特徴

ノーシンカーワッキーを重くしたリグなので、

『風が強い』『水流が速い』『飛距離が欲しい』『深い水深で使いたい』

このような場合に効果的になってきます。

 

使い方、使いどころ

使い方は、ノーシンカーワッキーと同じで

■ フォールの釣り
■ リフトアンドフォールの釣り
■ ボトムズル引き

になります。細かい使い方は上記で紹介した、★ノーシンカーワッキー★使い方、使いどころで説明しているのでそちらを参考にして下さい。

ジグヘッドワッキーの使いどころもノーシンカーワッキーとほぼ同じ使い方になるのですが、ノーシンカーよりもう少し重量が欲しい時に使用します。

 

★ダウンショットワッキー★

ダウンショットリグ
写真E

 

ダウンショットワッキーとは、マス針でダウンショットを作り、ワームをワッキー掛けしたリグになります。

 

セット方法

上記の写真Eのように、マス針を結びそこからさらに下へラインが伸びるようにします。
そのラインの1番下にシンカーをセットします。

基本的にフックからシンカーの長さは5cm~40cm位で調節します。

 

メリット

● ボトム付近のレンジ(層)のキープができる。

 

● ボトム(底)までのフォールスピード(沈むスピード)が速いので、ボトム付近にいるバスが狙いやすい。

 

● 水中にカレント(流れ)が発生していても、シンカーの重さを調節すれば、ワームが流されるのを押さえることができる。

 

デメリット

● ダウンショットは、重りとワームの位置が離れているので、キャスト(ルアーを投げる)のときに、リグの姿勢が安定しないので投げずらい。

 

● 投げずらいので、キャストアキュラシー(狙った場所にルアーを投げれる正確さ)が悪い。

 

● ボトム(底)でのずる引きなどをしていると、シンカーが根がかりしやすい。

 

特徴

中層を泳がすこともできるが、基本的にはシンカー(重り)をボトム(底)につけてから操作する釣りです。

ボトムにシンカーがつけば、ワームはノーシンカー状態になるのでナチュラルな動きを演出できる。

ボトム付近のレンジキープができるので、シャロー(浅い場所)にいるバスの目の前にワームを運ぶことができます。

 

使い方、使いどころ

 リアクションの釣り

ダウンショットのフォールスピードを生かして、バスの目の前に落とし、わずかに跳ねさせてやるとリアクションバイトに持ち込むことができます。

 

ダウンショットリグとブラックバス
写真F

 

 
リアクションバイトとは、食欲がなくやる気がない状態のバスに対して、瞬間的にバスの目の前にルアーを出現させて、思わず口を使わせるという技です。

使いどころとしては、シャロー(浅い所)で見えバスがいるか、クイや立木がありボトム(底)にバスが良そうな場合。または、バスがゆっくり泳いでいたらリグを先回りさせて狙うのもありです。

 

■ ボトムシェイク(中層もあり)

ルアーをキャストして、ボトムにシンカーがついたらたるんだラインをある程度巻きとり、ラインを張り気味にします。
※ラインを張りすぎず、ゆるめすぎないのがコツ

次に、ロッドを持っている方の手首を細かく上下に動かし、ロッドティップ(竿先)を上下に動かしますます。シンカーは動かさず、ワームだけがピョンピョン跳ねているようにイメージします。

そして、そのままリールをゆっくり巻いてよせてくるという使い方です。

基本的にはボトムで使いますが、中層(水の中間層)で使用するのもありです。

 

 

★ネコリグ★

ネコリグ
写真G

 

村上晴彦プロ考案で、バスがいれば根こそぎ釣れてしまうという理由から、ネコリグという名前がついたとんでもないリグです。

 

セット方法

まず、ネイルシンカーをワームの頭から刺します。
次に、マス針をワームと平行に、フックポイント(針の先端)を上に向けて縦に刺せば完成です。(上の写真G)

ネイルシンカーは上の写真Gのように、少しワームから出すとボトムに触れたときの感度が良くなり底質がわかりやすくなります。
ネイルシンカーが刺しずらいときには、最初に爪楊枝でワームを刺して道を作ると刺しやすい。

 

メリット

● ワームにシンカーを刺すので、ボトム(底)までのフォールスピード(ワームの沈む速さ)が速い。

 

● シンカーをワームに埋め込むので、ボトムでずる引きなど使用するときに根がかりがしずらい。
※ダウンショットやテキサスリグのようにシンカーがでていると、ズル引きでは根がかりしやすくなる

 

● 水中にカレント(流れ)が発生していても、シンカーの重さを調節すれば、ワームが流されるのを押さえることができる。

 

● ワームをサイズダウンしてもシンカーがあれば飛距離がだせる。

 

デメリット

● ネイルシンカーがついて、ノーシンカーより釣りのスピードが上がったといっても、バス釣り仕掛けの中では遅い部類になる。

 

● ネイルシンカーを下にして、ワームが縦になってフォールします。
なのでフォール中にバスを誘うことは難しい。

 

特徴

ボトムにネイルシンカーがついて、ワームが立つ姿勢になるリグです。

ボトム(底)でワームをずる引きさせるなら、根がかりもしずらく、食わせる力もあるでかなりおすすめです。

 

使い方、使いどころ

上記のノーシンカーワッキーダウンショットワッキー使い方、使いどころで紹介している

■ ボトムずる引き
■ ボトムシェイク

のやり方が基本の使い方になるので、そちらを参考にしてください。

使いどころは、基本的にボトムで使いますが、ときには中層(水の中間層)で使用するのも効果ありです。

 

ネコリグの最強セッティング

スナッグレスネコリグ
写真H

 

これはボトムアップの川村光太郎代表が使用していたスナッグレスネコです。

これは上記の写真Hにあるように、専用のフックを使いフックポイント(針先)をワームの中にいれて、根がかりを極限まで減らしてくれるセッティングになります。

なので、カバーへ入れることもできます。

ワームにフックのアイ(ラインを結ぶところ)とフックポイント(針先)の2か所が刺さるのですが、その2か所の中心にワームの重心がくるようにセットします。

専用フックはこれです。

 

 

ドライブクローラーの3,5インチなら、フックサイズは#2を使用。

ドライブクローラーの4,5インチなら、フックサイズは#1/0を使用。

ドライブクローラーの5,5インチなら、フックサイズは#2/0を使用します。

 

ネイルシンカーの重さは、4,5インチのワームであれば1g前後からやってみるのが良いと思います。

ジャッカルのネイルシンカーであれば0,9gです。形、コスパ共におすすめなのでのせておきます。

 

 

おすすめのワッキーワーム

ここでは、僕も使用している使いやすくて釣れるワッキーワームを紹介します。

 

ドライブクローラー

1つ目は、上記にある★ノーシンカーワッキー★の動画でも使用されているO.S.Pというメーカのワームです。

フォール中は自発的にプルプルと動いてくれて、バスが釣れやすいイメージがあるので気に入っています。

基本は4.5インチを使い、バスがなかなか口を使わないタフなときは3.5インチとサイズをおとすと効果的です。こちらは4.5インチのワームになります。
 ⇩ ⇩ ⇩

 

 

HP3Dワッキー4.3

こちらもO.S.Pというメーカーからでているワームです。
動画を見てもらえばわかりますが、ワームが二股に分かれていて、よりくにゃくにゃと動いてバスにアピールします。
より目立たせたいときには、おすすめです。

動画のせときます。

 

 

 

ワッキーリグに対する偏見

昔、ワッキーリグを使っていたら、セコ釣りって言われた。
と友人が話していました。

おそらくその人は、自分の中でこの釣り方はかっこよくて、あの釣りはダサい(セコい)みたいなのが自分の考えにあり、その考えを他人に押し付けてしまっていると思われます。

 

価値観は人それぞれ違います。そういったことを言われて、あれやこれはセコいから使わないというのは釣りの幅、釣りの引き出し、狭めめてしまっているので止めた方がいいです。

ただ、自分であえて封印するのは全然ありだと思います。

 

僕も、まえは使っていなかったワッキーリグ、使ったらマジで釣れすぎて世界変わりました。

とはいえ、ワッキーリグだけ使っていても釣れない場合がもちろんあります。

なので引き出しの1つとして覚えておくのがおすすめです。
引き出しが増えれば、これで釣れないときは次はアレを試してみようと、自分の中でバリエーションが増えて釣れる確率や、釣りのレベルが上がっていきます。

こういった釣りの引き出しを増やすには、釣り動画や釣りDVDを観ると覚えやすく、僕もそれで釣りの事を色々覚えていきました。

釣り動画は、釣りビジョンがおすすめで14日間は無料で視聴できます。釣りビジョンの記事も書いているの気になる方は読んでみて下さい。
 ⇩ ⇩ ⇩

【14日間無料】釣りビジョンVODが最安値!僕がこれでしか観ない理由

4月 12, 2022


 

最後に

ワーム全般に言えることなんですが、ワッキーリグはストレート系という細めのワームでフックの刺さっている面積も少ないので、結構ちぎれることが多いです。

そこで、ちぎれ対策のアイテム(チューブ、リング、ばね等)が売られていて試したのですが、その部分が不自然になるのか釣果が落ちる気がしてしまいます。

なのでここぞという時はちぎれ対策はしていません。

今回はワッキーリグを紹介しましたが、自分が行く釣り場や状況にあったワッキーリグを使えば、釣りがしやすくなり釣果も上がるので覚えておくのがおすすめです。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。